こんにちはWEBデザイナーの森山です。
今日から実際の施策面でのお話をしたいと思います。

1. 目次

全8回に分けて毎週更新していきますので、お楽しみください。

1. 第1回 ワールドトークでSEO（概要）
2. 第2回 ワールドトークでSEO（Googleの好むサイトを作る）※この記事です
3. 第3回 ワールドトークでSEO（キーワード戦略）
4. 第4回 ワールドトークでSEO（URLの最適化）
5. 第5回 ワールドトークでSEO（リッチスニペットの最適化）
6. 第6回 ワールドトークでSEO（ページ速度の改善）
7. 第7回 ワールドトークでSEO（モバイルデバイス対応）
8. 第8回 ワールドトークでSEO（今後の戦略について）

2. 現代のSEO対策はGoogleの望むサイトを理解すること

昔、SEOというものは、SEO業者がブラックボックスであるGoogleの検索アルゴリズムを解析し、それによって得た上位表示のノウハウで対策を行うというものでありました。では、現代はどうなのか?と言いますと・・・。

Googleが作った「検索エンジン最適化スターターガイド」という資料はご存知でしょうか?何かと言いますと、Googleが世界のWEBマスターに対し、SEO対策のガイドブックを公開しています。つまり検索エンジンの生みの親であるGoogle自らが、そのノウハウをオープンにしていると言うことです。

現代、SEOの情報は色々と溢れており、一体何が正解か、何が間違いなのか、正直よくわからなくなっています。但し、確実に言えることは、Googleが公開しているSEOの情報に関してはまず間違いはないと言うことです。まず、SEO対策として最初にすべきことは、このスターターガイドに書いてあることをちゃんと理解し、アナウンス通りにサイトを制作することが、一番の近道だと思っています。

3. 検索エンジン最適化スターターガイドを読もう

まずは以下のリンクよりご一読ください。

検索エンジン最適化スターターガイド

全てお話するのは少し大変になりますので、私が特に重点をおいた以下3点について、今回はお話していきたいと思います。

• 適切なページタイトルを付けよう
• descriptionメタタグを設定しよう
• 質の高いコンテンツを提供しよう

4. 適切なページタイトルを付ける

昔から「titleタグは最も大事」とSEOでは言われてきました。それ故に、titleタグの中に、検索であげたいキーワードを散りばめてタイトルを作るという手法がこれまで取られてきました。でも、しっかりとガイドを読んでみると、こういうことが記されています。

• ページの内容を適切に記述しよう
• 各ページに固有のタイトルを付けよう
• 簡潔で説明的なタイトルを付けよう

昔、ワールドトークではこんなタイトルを使っていました。

ワールドトーク｜月額3,000円からの「オンライン英会話スクール」、日本人講師によるスカイプ授業

とにかくキーワードを詰め込む事を考えていて、つかみ所のない、はっきりしないタイトルだと思います。今回リニューアルの上で、必要ないものは「外し」、伝えたいことだけシンプルに伝えられるタイトルに変更しました。

日本人講師によるオンライン英会話 – ワールドトーク

おそらく、ワールドトークというサービスを知らない人でも、ひと目でどういうサービスか理解出来るようになったかと思います。また、この変更によって、あげたいキーワードで、ほぼ一位を独占することが出来ました。この話はまた来週にでもじっくりさせていただきます。

5. descriptionメタタグを設定する

次はmetaタグのdescription属性の設定です。こちらの設定はGoogleの検索結果のスニペットに表示される（可能性がある）箇所として知られています。こちらもtitleタグと同様に、キーワードを埋め込んで文章を作るという認識が一般的ではありました。ではガイドを見てみます。

• ページの内容を正確にまとめよう
• 各ページに固有のdescriptionメタタグを付けよう

実際のところ、キーワードを埋めるということよりも、この2点が重要だと私自身も思っています。Googleからの公式のアナウンスで、他のページと重複するdescriptionを設定するよりは、書かないほうが良いという話も有名です。敢えて、キーワードを入れて不自然な文章にするよりは、ちゃんとそのページ内容を意識し、簡潔にまとめてあげること。その上でキーワードが入るのなら入れれば良いかなと思いました。以下、設定した例をピックアップしてみました。

サイトトップ

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シンプルでわかりやすくなったのではないかな?と私自身は思っています。これもタイトルの変更同様、SEOで良い結果に繋がっていると実感しています。また、後々これもまとめる予定ですが、スニペットの最適化もSEOにとても有効ですので、様々な観点でdescriptionの正しい設定は重要だと言えると思います。

6. 質の高いコンテンツを提供する

最後にページのコンテンツについてです。まずはガイドの内容を確認してみます。

• 読みやすい文章を書こう
• トピックごとにコンテンツを整理しよう
• 独自で新鮮なコンテンツを作ろう
• ユーザ向けのコンテンツを作成しよう

SEOでは、文字の量をどの位にした方が良いとか、キーワードの出現率がどの位とか、そういう話がフォーカスされやすいです。但し、意味のない文字の羅列だけではあまり意味がないと考えています。例えば、それで検索エンジンに引っかかるようになっても、そこからコンバージョンには繋がりにくいと考えています。

大切なことは、やはりユーザから見て、価値のあるコンテンツを作っていくことだと思います。出来るだけ整理されて読みやすく、オリジナルなコンテンツを作成することが、重要ではないかと思います。

こちらのページをご覧ください。

ワールドトークとは

キャッチコピー、動画、特徴、ユーザの声など、出来る限りユーザが1ページで知りたいことが知れるような作りを心がけました。実際にこちらのページですが、有るキーワードで上位に表示されるようになり、またこのページ経由のユーザは非常に意欲の強いユーザだというのが計測されています。（※直帰率が低く、滞在時間が長い、またコンバージョンにも繋がりやすい）

7. まとめ

Googleがどのようなサイトを望んでいるのかを理解するには、今回お話した検索エンジンスターターガイド以外にも、Googleウェブマスターツール、Google Analytics、WEBマスターセントラル、またマット・カッツに代表される、Google公式のアナウンサー等々、色々ございます。SEOを行う上で、Googleからのアナウンスを追っていくことは今や何よりも重要なのではないかと私自身考えています

そして、一番考えなければならないことは、Googleはどんなサイトを上位に表示させたいかということです。キーワードが含まれているサイト?文字量が多いサイト?いいえ、ユーザの役に立つコンテンツを持ったサイトです。SEOというのは、そしてGoogleに好まれるサイトを作るというのは、究極を言えば、ユーザのためになる良いサイトをちゃんと作ることです。最近ではお金を出して簡単に、SEOで上位表示が難しくなってきました。ちゃんとユーザの目線で質の良いサイトを地道に作っていくことが、SEOの一番の近道だと、私は考えています。

長文となり失礼いたしました。次回はキーワード戦略について、少しお話しますね。

プロフィール

株式会社ライトアップ　メディアグループ　サービス開発局　リーダー　森山 卓

WEBデザイナー、WEBディレクターとして、100サイト以上の制作実績がある。現在は、オンライン英会話システムの導入事業で、システム導入や制作のディレクションを手がけている。ワールドトークではデザイン、コーディング、SEOを担当